■スカイポット
先週のオークスは桜花賞の1~3着馬がそのままワンツースリーを決めるという、1993年以来のガチガチな結果に終わってしまいました。外が伸びない馬場でしたので、勝ち切ったブエナビスタの能力がずば抜けているのでしょう。番付会議で冗談半分に言っていた凱旋門賞も本格的に視野に入ったようで、秋が楽しみですね。
期待したダノンベルベールの後藤騎手は内枠なのになぜかブエナビスタと一緒に大外に出す厳しい競馬を選び9着に惨敗しました。内を捌いてもあって3着まででしょうが、きっちり最内の中団からを捌いて伸びたレッドディザイアの四位騎手とは対照的でしたね。
桜花賞組の指数を低めのほうで見積もってしまったのが失敗だったかもしれません。
■ぶぎー
つまらない結末でしたが、特に違和感はなかったですね。最後は焦りましたけど、ブエナビスタを破るなら不確定要素の大きい別路線馬の可能性が高いと思っていましたし、能力上位馬が上位を占めた普通の結果でした。四位騎手がイン差しを選択したのには驚きましたが、近年はイン差しに限らず、ディープスカイで好位差しを選択したり、意識の向上が見られるので注意が必要ですね。
■スカイポット
いよいよダービーです。指数から見ていきましょう。
東京 日本ダービー 芝2400m
リーチザクラウン(スペシャルウィーク) 64.0=(初速◎、持久○、剛力△、切れ○)
アンライバルド(ネオユニヴァース) 63.6(加速◎、持続○)
ロジユニヴァース(ネオユニヴァース) 61.0(耐久○、持続◎)
ブレイクランアウト(Smart Strike) 61.0=(加速◎、切れ○)
セイウンワンダー(グラスワンダー、SS) 60.6(出脚△、加速◎)
ナカヤマフェスタ(ステイゴールド) 60.5=(加速◎、切れ○)
ジョーカプチーノ(マンハッタンカフェ) 60.5↓(初速○、持久○)
アントニオバローズ(マンハッタンカフェ) 60.1(初速○、持久◎)
トライアンフマーチ(スペシャルウィーク) 60.1(耐久○、加速◎)
アプレザンレーヴ(シンボリクリスエス) 59.7S(加速◎、切れ○)
フィフスペトル(キングカメハメハ) 59.7(剛力○、持続○)
アイアンルック(アドマイヤボス) 59.4(加速◎、切れ○)
ゴールデンチケット(キングカメハメハ、SS) 58.8(初速○、剛力◎)
トップカミング(ゴールドアリュール) 58.7(持久○、加速○、切れ○)
マッハヴェロシティ(マンハッタンカフェ) 58.7(加速○、持続○)
ケイアイライジン(Came Home) 58.6(耐久◎、剛力○、持続○)
アーリーロブスト(バブルガムフェロー) 58.4(初速○、剛力○、加速○)
シェーンヴァルト(ジャングルポケット) 57.5(耐久◎、持続○)
ロジユニヴァースはラジオNIKKEI杯の指数を下げたため指数3位に、指数1位はリーチザクラウンに変わりました。指数は高いものの皐月賞で大惨敗したこの2頭の巻き返す余地はあるんでしょうか。過去の歴史からは、皐月賞を二桁着順に敗れた馬のダービーでの巻き返しは、勝ちは10着から巻き返した1986年のダイナガリバーと11着から巻き返した1961年のハクショウ、2着は14着から巻き返した2004年のハーツクライくらいしか見当たりません。昨年のスマイルジャックが皐月賞9着でしたから、全くないことはないにせよ、流石に負けすぎという風に考えられますね。
しかしながら、ロジユニヴァースは体調の懸念、リーチザクラウンは折り合い不安があってともに信用はできないものの、指数上位でずっと評価してきた馬だけに、特殊戦となった皐月賞で評価を落とすのも危ないですよね。好走されたときに悔しいですから、僕は懲りずにまだ買おうと思っています。バイアスが内先行有利のままで行けば良いですね。
■ぶぎー
ある決まったレースの着順が何着以下であるとか、消去法シークレットファイル的な取り捨ては思考の硬直を招きやすく、データブレイクの可能性、時代の変化への対応力に欠けるという観点からあんまり好きじゃないんですが、ロジユニヴァース、リーチザクラウンの2頭が流石に負けすぎだろうという意見には同調します。
ロジユニヴァースはもともとHペース向きと評価していましたし、位置取り的にも先行というより好位から競馬していましたから、ロジユニヴァースの能力を考えればナカヤマフェスタには先着していておかしくなかったはずですからね。これはポットさんもおっしゃるように体調不良の可能性が最も高いですが、弥生賞を逃げて楽勝して格上げGⅠの臨戦だったので、精神的な負荷を感じてパフォーマンスを下げてしまった可能性も否定できません。こちらは昨年のスマイルジャックと同じパターンですね。休養を挟まずに体調を戻してこれるのかどうかは懐疑的ですが、精神的な負荷を感じてパフォーマンスを下げてしまった場合、距離延長のダービーでスムーズな競馬ができるなら巻き返しの可能性はあります。
リーチザクラウンは大外枠から外々を回すロスがあり、4角で勝ちに動く負荷のかかる競馬だったので、ロジユニヴァースと違って負けすぎではあっても酌量の余地はある内容です。もちろん、ロジユニヴァースと同じく前哨戦のきさらぎ賞を逃げて楽勝して格上げGⅠの臨戦だったので、精神的に負荷を感じてパフォーマンスを下げた可能性はありますしね。レースを見直すと陣営が言っているほど折り合いを欠いているわけではないですし、皐月賞がメンバー中最もロスの多い競馬だったことを考えれば、こちらも巻き返しの可能性はありますね。
ただ、今年と似たようなラップで皐月賞がHペース差し決着だったナリタブライアンの94年は差して上位だった馬がダービーでも上位入着で、皐月賞で先行して粘ったドラゴンゼアーやアイネスサウザー、弥生賞を0.4秒差で勝って皐月賞で逃げて8着だったサクラエイコウオーがそれぞれダービーでは10着以下に惨敗しています。皐月賞→ダービーのローテーションで巻き返しやすいのは東京替わりが好材料になる差し・追い込み馬なので、その点に一抹の不安は残りますね。それでも馬券は買うでしょうから、できるだけオッズが下がって欲しいとは思っていますけど。
■スカイポット
さて、1番人気確実のアンライバルド。皐月賞は4角で1頭次元の違う脚を使って抜け出して快勝しました。トライアンフマーチやセイウンワンダーが最後に追い詰めているのと、4着に指数の高くないシェーンヴァルトが来ていますので、指数計算上はそれほど上がっていません。でも、それで桜花賞は失敗してしまったので(苦笑)、少し上げる形で調整しました。決め手もあるにはあるんですが、加速SHPのほうに出ている感じで、オークスのような内先行有利な条件になった時に最後に伸びを欠くシーンもあるんじゃないかと考えています。イメージ的にはドリームパスポート(3着)みたいな負け方ですね。
■ぶぎー
アンライバルドは上位馬では一番前目から競馬しているので、見た目より高いパフォーマンスだったような気がします。長くいい脚を使うというよりは一瞬の脚に優れたタイプなので、内・先行有利な馬場で外差しを選択すれば詰めを欠く可能性というのはあると思いますが、評価は下げようがないですね。
■スカイポット
2番人気は青葉賞勝ち馬のアプレザンレーヴになりそうです。外枠から外を回ってしっかりと差し切った内容はダービーも好走する青葉賞馬タイプの印象もあり、内枠なら買っておこうと思っています。トップカミングとの着差を考えると、見た目ほど楽勝はしていないのですが、決め手はしっかりしていますからね。
■ぶぎー
アプレザンレーヴの青葉賞はメンバー中上位の能力を証明する内容ではありましたが、青葉賞組がダービーで好走するならそれくらいは当然ですからね。流石に馬券は買わなければならないと思いますが、2番人気に支持されるなら、毎日杯で同じようなパフォーマンスを証明したアイアンルックの方に魅力を感じます。
■スカイポット
なるほど、確かに毎日杯ではアプレザン以上のパフォーマンスを見せたアイアンルックは面白いですね。
2着のトライアンフマーチは上がり最速ですが、武幸四郎騎手が最後方での競馬を決め打ったのがズバリ嵌った形でしたから、4,5番人気になるでしょうダービーでは信頼できませんね。条件も今のところ内先行有利ですから、この状態が続いて外枠を貰ったら馬券圏には届かないと思います。
■ぶぎー
トライアンフマーチの皐月賞の解釈はそれが妥当ですよね。ダービーもゴールデンチケット、ジョーカプチーノの出走でペースは速くなりそうですが、皐月賞のように嵌るとは思えないです。上位人気馬で評価を下げたい馬が少ないので、この馬が人気を集めてくれれば助かるんですけどね。
■スカイポット
3着のセイウンワンダーは福永騎手への乗り替わり。長距離は当たりの柔らかい騎手が良いでしょうが、福永騎手はオークスでもジェルミナルを好走させており、東京の2400mは得意です。セイウンワンダーは器的に昨年までの馬かと思っていましたが、未勝利戦で見せたパフォーマンスレベルは高かったですし、検討の余地はありそうです。
■ぶぎー
セイウンワンダーの皐月賞は上位馬ではアンライバルドに次ぐ位置から競馬していたので、ある程度の評価は可能な内容でした。特に評価を下げる理由もないですし、普通に馬券は買っておこうと思います。
■スカイポット
NHKマイルC組を見ていきましょう。ジョーカプチーノはノーマークの逃げ馬についていったらその日の馬場状態からすればハイペースでなく、後続との距離を確保できたのが勝因でしょう。ラップや勝ち時計はかなりハイレベルなんでしょうけど、嵌った内容だと思います。また内先行有利な条件で前に行けば展開次第で面白さもありますが、推す材料はあまりないです。
また、NHKマイルCで人気になって負けたブレイクランアウトとアイアンルックも、内先行有利の条件が続くなら巻き返しはまだ先になるかもしれませんね。末脚はなかなかのものを持っていますので、内枠を取れたら狙ってみても良いかもしれませんが。
フィフスペトルは皐月賞が直線不利、NHKマイルCも高速馬場が合わなかった感じで、オッズが下がるなら妙味はあるかもしれませんが、父キングカメハメハなので距離延長で良くなるかには不安のほうが大きいです。
■ぶぎー
ジョーカプチーノは評価の難しい馬ですが、短距離で実績を残してきているように道中スピードが高い馬で、距離延長への対応力は疑問が残ります。昨年のダービーの予想でのディープスカイへのコメントでも触れましたが、NHKマイルCからダービーというローテーションでパフォーマンスを下げたのは02年のテレグノシスくらいですが、そのテレグノシスは中盤からほとんど均一のラップを刻んだレースでの好走だったので、ジョーカプチーノと同じように距離延長への対応力に疑問がありましたからね。その02年のダービーはNHKマイルCで不利を受けながらラスト1Fでメンバー中最高の伸びを見せたタニノギムレットの巻き返しでしたが、今年もNHKマイルCからの巻き返しは同じようなタイプを狙いたいと思います。アプレザンレーヴのコメントでも触れましたが、アイアンルックは毎日杯でアプレザンレーヴ級の能力を証明しましたし、NHKマイルCでも直線入り口で不利があり、最後の伸びは群を抜くものがありましたので、注目しています。
■スカイポット
僕が狙っているのはアントニオバローズです。切れる脚がないので前走のような厳しい流れは向いていたのも確かですが、これまでのレースぶりからトップスピードがないけど容易にバテないタフ系の素質が感じられますので、積極的な競馬をしてくれれば好走できるかもしれません。多分全然人気はなくなりますので、少額で対応できますしね。楽に前に行ける内枠が欲しいです。
■ぶぎー
アントニオバローズに関してはその通りですよね。強気な騎乗が売りの角田騎手騎乗なので、長くいい脚を使える利点を最大限生かす騎乗をしてくれると思います。積極的に馬券を買いたいという感じではないですが、少額でおさえられるならおさえておきたいです。
■スカイポット
青葉賞組の2,3着は破壊力がないですし、プリンシパルSの勝ち馬は速い流れが向いていましたから馬券圏までの好走は望み薄と思います。ぶぎーさんのほうで他に気になる馬はいますか?
■ぶぎー
他で気になるのはナカヤマフェスタですかね。皐月賞は休み明けでしたし、好位から競馬した馬の中では最先着しているので、酌量の余地はある内容です。東スポ杯2歳S、京成杯の内容から東京のような軽い馬場の方がパフォーマンスを向上させる可能性が高いことも好材料です。
今年のダービーは難しいレースになりそうですが、若駒ナビ初年度の集大成ですし、何とか的中で今年を締めくくりたいですね。
■スカイポット
ナカヤマフェスタは指数も高いですし、東京で実績のある馬ですから買っておきたいというのは同意です。今期も最後の大一番、当てて締めくくりたいですね。ありがとうございました。
- Newer: 【データ分析】日本ダービー@スカイポット
- Older: 【回顧】5/16(土)新潟10Rゆきつばき賞・1200m
Comments:0
Trackbacks:0
- Trackback URL for this entry
- http://keibapark.com/futuritynavilog/wp-trackback.php?p=909
- Listed below are links to weblogs that reference
- 【展望対談】今週末の特別R・日本ダービー@ぶぎー&スカイポット from 若駒ナビログ