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【展望対談】今週末の特別R・ラジオNIKKEI杯2歳S@ぶぎー&スカイポット

■スカイポット
 先週の朝日杯は想定通り前後3Fが+2.0秒もかかるペースになって前の馬が潰れ、差し馬が届きました。勝ったのはセイウンワンダー。岩田騎手がうまく内を捌いてきたので一番強かったとは言えない内容でしたが、結果を出してくれて良かったと思います。休み明けというだけで消しにはできないし、内先行馬が必ず好走するわけではない、というところまで(予想文で)事前に指摘していましたが、今回は勉強になったと思います。ぶぎーさんはどうでしたか?

■ぶぎー
 セイウンワンダーの勝利は予想通りですが、仮にセイウンワンダーが外枠だったら勝てたかどうかといえば、それは無理だっただろうなという内容でしたよね。だから、やっぱり内枠の利というのはあったと思うんですよ。今年は先行馬が総崩れでしたけど、中山では珍しい外も伸びるフラット馬場だった影響もありますし、有力な先行馬であったホッコータキオンが大外枠だったことや、中盤24.5秒は朝日杯にしてはかなり緩いラップで直線前に馬群が詰まって追い込み馬にも不利な展開にならなかったことが大きかったと思います。
今後については、もちろん、テン・上がりで2.0秒違うわけですし、ハイペースなレースだったので前に行った馬には不利な展開だったということを生かしていきたいと思うんですが、中山1600mというコース形態上、過去の朝日杯を見てもハイペースを前で競馬して粘って強さを証明することは強さの証明以上に適性を示しすぎた不安が勝ってしまいますね。ホッコータキオン、ミッキーパンプキンは配合からその心配は少ないですが、エイシンタイガーは実績からも今後はスプリント戦が活躍の場になりそうです。

■スカイポット
 さて、今週はラジオNIKKEI杯です。例によって指数をご紹介してから見ていきましょう。

阪神 ラジオNIKKEI杯2歳S(G3) 芝2000m

リーチザクラウン(父スペシャルウィーク注) 66.3☆(先行○、末脚◎、切れ○)
ロジユニヴァース(父ネオユニヴァース) 63.7≠(末脚◎)
イグゼキュティヴ(父チーフベアハート) 61.4=(耐久○、末脚○)
アーリーロブスト(父バブルガムフェロー) 58.9NS(先行○、持久◎)
ダノンカモン(父シンボリクリスエス) 58.7N$(切れ◎)
アキノカウンター(父グランデラ) 58.6N(持久○)
トーセンジョーダン(父ジャングルポケット) 58.6NS(末脚○)
ファミリズム(父ダンスインザダーク) 58.5(末脚○)
マッハヴェロシティ(父マンハッタンカフェ) 58.1N$(切れ◎)
トゥリオンファーレ(父スペシャルウィーク) 57.5NS∵(末脚○)
トップクリフォード(父ジャングルポケット、母父SS警) 56.4NS
ロードロックスター(父Rock of Gibraltar) 56.0★N$
メイショウイエミツ(父プリサイスエンド) 56.0◇∵↓
ロイヤルダリア(父スペシャルウィーク) 55.3NS
ラヴィンライフ(父ゴールドアリュール) 54.9S↓
ムクドク(父マンハッタンカフェ) 54.5↓
ラブミラー(父ミラクルアドマイヤ) 54.5∵≠
ダノンフーバフーバ(父Vindication) 52.5↓
カノンコード(父クロフネ、母父SS警) ??÷
サダムマンテン(父アグネスタキオン) ??÷
スーパーマークン(父クロフネ) ??÷

 牡馬横綱のリーチザクラウンが登録してきました。大関ロジユニヴァースも登録しているので、現在の2歳四天王(牡馬番付の横綱・大関、牝馬番付の横綱)がここ3週間で全て見られることになりました。嬉しいですね。

 さて、リーチザクラウンはなぜかマイル戦の千両賞を使って賞金を加算して、2000m戦に向けてはあまり良いローテではなさそうですが、未勝利戦のパフォーマンスを見る限りは札幌王者相手でも勝ちきれる器があると考えます。武豊騎手は右腕の骨折からその回復に大変努力していたようですが、有馬記念よりもこの馬に乗りたいがためだったのではないでしょうか。抑えがきかず、ハイペースを前に行ったら差し込まれる可能性もなくはないですが、朝日杯で珍しく早仕掛けをして失敗していますし、武騎手なら折り合わせて行けるかなと。

■ぶぎー
 リーチザクラウンは新馬戦で上がり33.6秒の末脚を披露していますが、スペシャルウィーク×シアトルスルーで瞬発力に優れた配合ではなく、最高のパフォーマンスを見せた未勝利戦のように一定のペースを刻んで先行する競馬がベストの馬です。実際、上がり1位だった未勝利戦も千両賞も、上がり2位の馬と比べて0.1秒しか上がりが速くありませんでした。だから、千両賞のように後続を引き付けて直線勝負にすると、あのメンバー相手でもあの程度の着差しかつけられないんですね。武豊騎手なら仮にハイペースの逃げでもオーバーペースになって直線で垂れてしまうということはありませんし、速いペースになっても先行する競馬を選択した方が隙がないと思います。私は逆に、近年の武豊騎手の騎乗ぶりから、折り合いに気を使いすぎて後方から差す競馬を選択して伸びきれずに終わってしまうというのが一番怖いですね。

■スカイポット
 そうですか。僕は阪神は外差し馬場に推移しつつあるので、今回は差しに回ってくれたほうが安定しそうな印象ですが、ともかくどんな競馬を見せてくれるか楽しみですね。
 ロジユニヴァースは札幌2歳S勝ち以来の出走で、休み明けリスクに注意が必要です。阪神は元々洋芝が入っていて、今開催は時計もかかっている重めの馬場なので札幌戦の実績はつながってくると思われ、条件的には悪くないですね。無敗馬でクラシックにも通ずる札幌2歳Sを勝っているので2番人気になるでしょうから、妙味はあまりないですけれど。

■ぶぎー
 ロジユニヴァースは札幌2歳S勝ちで評価を高めているんですが、その札幌2歳Sはハイペースで差し馬向きの展開になっていて、流れが緩んでSペースの上がり勝負になったときに差す脚を持っているかどうか不安があります。新馬戦は上がり34.4秒ではありましたが、未勝利戦すら勝てていないアヤナグレイスに劣る上がり3位の34.4秒では評価できません。当然、リーチザクラウンをマークする競馬になると思いますので、リーチザクラウンが伸びきれなかった場合、ロジユニヴァースも仕掛け遅れて差し損ねるという可能性は考慮しておきたいと思います。

■スカイポット
 イグゼキュティヴは休み明け+洋芝リスクのある状態で走った京都2歳Sで指数を大きく下げました。ただ、この馬は淀みのないラップを先行してパフォーマンスを発揮してきた馬で展開が向かなかったでしょうし、コスモス賞4着馬メジロチャンプがひいらぎ賞を勝ったということで、同レース2着のイグゼキュティヴの能力も高いはずと思われます。重めの馬場で巻き返せるか、注目したいですね。

■ぶぎー
 イグゼキュティヴの京都2歳Sについてはいろいろなところで同じ話をしているので割合しますが、まとめれば、イグゼキュティヴは平均速めのラップを刻み続けることで最大パフォーマンスを発揮できる馬で、それは札幌2歳Sで証明しており、京都2歳Sはその良さを生かしにくいレースだったということです。札幌2歳Sが前にきついレースだったというのは札幌2歳Sで逃げて9着惨敗だったメジロチャンプのひいらぎ賞勝ちにも現れていますし、イグゼキュティヴが平均ラップを刻んで逃げ、リーチザクラウン、ロジユニヴァースがためすぎて仕掛け遅れるようなら逆転の可能性も残されてるかなと思います。もう賞金的に無理する必要はないので、本気で勝ちにくるかどうかはわかりませんけどね。

■スカイポット
 次は指数58台の同じレベルの馬たちです。アーリーロブスト、ダノンカモン、アキノカウンター、トーセンジョーダン、ファミリズム、マッハヴェロシティ。

 アーリーロブストは父バブルガムフェローなので芝の重賞では軽視しても良さそうですが、前にいける馬ですので人気がないなら妙味はあります。前走はヤマニンウイスカーに完勝していますからね。

■ぶぎー
 アーリーロブストはバブルガムフェロー×フォーントリック産駒Mazel Trickでリーチザクラウンやイグゼキュティヴと似たタイプの先行馬なんですが、その2頭が一定のペースを刻み続けることで良さが生きるタイプなのに対し、アーリーロブストは前傾ラップで、一見先行馬には不利に見えるような展開で最大パフォーマンスが発揮されるタイプだと考えられます。去年のプリンシパルSを逃げて2着したアグネススターチのようなレースがベストだと言えば理解しやすいでしょうか。
 吉田豊騎手は思い切った騎乗が得意なのでそういう騎乗をする可能性はありますが、仮にハイペース大逃げを選択した場合、それは3強も競馬しやすい流れになってしまいますから、そうであれば逆転の可能性は低いかもしれません。

■スカイポット
 ダノンカモンはおそらくいちょうS勝ちや東スポ杯上がり最速タイ33.4秒が評価されて人気の一角になるでしょうが、差し馬場でペースも流れれば好走のチャンスはあるものの、人気と比較したら妙味のない1頭になるのではないかと思っています。

■ぶぎー
 そうですね。能力はそれなりに高いですが、この馬が好走するペースになれば3強も好走する可能性が高いので、妙味はありませんね。

■スカイポット
 アキノカウンターは高い指数が出ているんですが、同レース2着のタマモリバーが次走の中京未勝利戦でいまいちな成績に終わっており、このメンバーに入っての信頼度は指数以下だと思います。

 トーセンジョーダンは葉牡丹賞勝ち馬です。前に行ってセイクリッドバレーを僅差で封じただけの内容なので高い評価はできませんが、器用さとしぶとさを兼ね備えた馬ですね。

 ファミリズムはイグゼキュティヴの勝った京都2歳Sで後方から外を回して2着した馬です。ダンスインザダーク産駒ですが、母父ヌレイエフとノーザンダンサー系の血も入っているので今の阪神も走れると思いつつも、京都2歳Sのレースレベルは高くないのであまり評価できない1頭です。

 マッハヴェロシティは前走東スポ杯で行き脚つかず最後方からの競馬で、上がり33.4秒の末脚で追い込んできました。前に行ける可能性もありますし、人気がないなら妙味を感じる1頭ですね。

■ぶぎー
 3強が負けるとしたらスローペースで上がり負けして差し損ねるという想定をしているので、この4頭では先行できて上がり33秒台の末脚を使えるマッハヴェロシティに魅力を感じます。速い上がりを使える産駒が少ないので、マンハッタンカフェ産駒のイメージとは合わないのですが、母父タイキシャトルから受け継いだスピードを上手く上がりに変換できているのでしょう。東スポ杯は出遅れて最後方から3~4角で最内を回して直線に入ってから内ががら空きだったのになぜか外に出してゴチャつくロスがあって最後まで伸びる悪くない内容だったので、巻き返す余地はありそうです。

■スカイポット
 残る指数58未満の馬たちでは、ロードロックスターをあげておきたいです。同馬が勝利した新馬戦には2着サンライズキール、4着レッドフォーリアが既に2戦目を走っていますが、いずれも未勝利戦ではかなり高い水準の指数を出して勝ち負けしています。超スローリスクがあるので、阪神JFのメイショウボナールや京都2歳Sのアンライバルドみたいに勝ち馬が強くないケースももちろんありますが、マル外血統で上積みは量れませんし、警戒はしておいたほうが良いでしょう。

 まあ、たくさんの馬について展望しても、リーチザクラウンとロジユニヴァースが揃えば回避する馬も続出するでしょうからこのあたりにしておいて、また馬柱を見てから考えましょう。ダノンカモンですらさざんかSにも登録しているくらいですからね(笑)

 ぶぎーさんはいかがですか? 他にいればお願いします。

■ぶぎー
 ロードロックスターはちょっと気になりますよね。ロックオブジブラルタル産駒に目立った活躍馬はいませんが、デインヒル産駒と考えれば、中距離のスローペースを先行して速い上がりでまとめるというのは得意分野になりそうですから。母がオークス馬レディパステルで、母父トニービン、母母父ブラッシンググルームなら多少速い流れになっても対応できるはずで、上積みリスクの恐ろしさを考えれば、オッズ次第でおさえてもいいかと思います。

■スカイポット
 やはりロードロックスターは警戒が必要ですね。
 では続きは週末の展望や予想で行いましょう。ぶぎーさん、ありがとうございました。

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